学研『ミュージックエコー』全項目(4)

鷺澤伸介
(初稿 2020.10.16)
(最終改訂 2020.10.16)

(1)1970年・1971年 (2)1972年 (3)1973年 (4)1974年・1975年

1974年・1975年

1974年1月第5巻第1号

ミュージックエコー1974年1月号表紙 ミュージックエコー1974年1月号裏表紙
●《特集》=ドボルザーク
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、【二】扉写真:沢渡朔、【二】目次
レイアウト:奥野玲子、全140ページ
【カ】《特集》春のプラハと音楽祭とドボルザークと ぐるーぷ・ぱあめ
【カ】photo fantasy 雪が降る
【カ】おんぼろバスが芸術的な音楽教室にヘンシーン! 提供:オリオン・プレス
【カ】作曲コンクールに応募しよう! 課題テーマ〈窓〉
【単】《特集》ボヘミアの春を行く 大木正興
【単】《特集》チェコからの便り 北垣紀子
【単】《特集》ドボルザークの国からコンニチワ
清らかな天使たち プラハ少年少女合唱団
チェコの心を伝えるバイオリニスト バーツラフ・フデチェック
【単】《特集》人間愛に徹したドヴォルザークの生涯 園部三郎
★ここでもド「ヴォ」ルザークと、表記が統一されていない。レコードも「ヴォ」。
【単】《特集》エコー・レコード解説 〈新世界〉を解剖しよう 馬場健
★久々の付録レコード解説。以前のタイトル「echo名曲ライブラリー解説」はどこにも書かれていないので、書いてあるとおりに転記した。レコードでは、今月は1・2楽章、来月は3・4楽章と全曲を分割しているが、解説は今号にまとめて載っている。第2楽章コール・アングレの旋律が、変ニ長調の調号なのに音高が移調されたままになってしまっている。
【単】《特集》座談会 わが故郷チェコスロバキア 東京六本木チェコ料理店「キャッスル・プラハ」の支配人と従業員、司会:落合恵子
【単】今月のステージ
【単】ばばこういち・いんたびゅう〈7〉 素顔'74 森進一の巻
【単】テレビの裏方さん どんな音でも作ってみせる誇り高き効果マン
【単】カデンツァ〈6〉
【二】楽器物語〈19〉 リュート・ギターの歴史2 皆川達夫
【二】作曲教室 服部正、深町純
【二】'74世界の音楽地図〈付〉トラ年生まれの音楽家
【単】エコー・プレゼント・コーナー それは?だ!
【単】わたしの日本音楽史〈5〉 素通り《雅楽》に杭打ち《声明》 林光
【単】小説・ベートーベンの肖像〈9〉 K・M・ペイトン、訳:久保田輝男
【単】次号予告、定価改定のお知らせ
【単】ロマン派音楽家にみる愛のかたち――ベルリオーズ、リスト、ワグナー、パガニーニ 羽仁進
【単】みどりの世界〈8〉 みつはしちかこ
【単】echo of echo
詩人の広場 選評:新川和江
ペンパル・コーナー
クロスワード・パズル
ミニ・エコー 宮本啓
9月号クロスワード・パズル当選者発表、作品募集
【単】今日ご登場の先生方、奥付
【二】step up ギター教室 step7 小胎剛
【単】echo楽譜集
雪に歌えば、ポピュラー・ベスト8
【単】愛読者カード

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年1月号付録表 ミュージックエコー1974年1月号付録裏
●echo名曲ライブラリー40
SG540
ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」
A面GA5079:第1楽章
B面GA5080:第2楽章
指揮:ヴィトルド・ロヴィツキ
読売日本交響楽団
録音:1973年2月6日 東京・杉並公会堂
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:郷谷弘

1974年2月第5巻第2号

ミュージックエコー1974年2月号表紙 ミュージックエコー1974年2月号裏表紙
●《特集》=〈新世界より〉のレポート
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、【単】扉写真:沢渡朔、【二】目次
レイアウト:奥野玲子、ジャケット写真:山本成夫、全140ページ
★扉写真はモノクロに見えるが、ほかの号同様二色刷かもしれない。
【カ】《特集》〈新世界より〉のレポート――アメリカの国民音楽をさぐる 松島駿二郎(ぐるーぷ・ぱあめ)
【カ】またまたカラヤン旋風
【カ】作曲コンクールに応募しよう! キミたちの窓をうたおう
【カ単】《特集》映画に見る“新世界(アメリカ)”いま・むかし 佐藤忠男
【単】《特集》私のニューヨーク一九六三年 服部公一
【単】《特集》立体構成 〈新世界交響曲〉いま「新世界」どき? 総合司会:馬場健
その1 座談会の巻 新世界なんてラララ…… 堀真、黒木春郎、北永敏幸
その2 インタビューの巻 トスカニーニと新世界 ルイ・グレラー
その3 評論家対決の巻 黒田恭一
その4 ひとりごとの巻 「新世界」はクラシックの演歌である 馬場健
【単】《特集》赤塚不二夫のかえ歌教室 新世界よりわしの歌が珍世界なのだ! 赤塚不二夫
【単】《特集》珍世界交狂曲〈山賊版〉 和田則彦
【単】カラヤンとの2週間 福原信夫
【単】信じられない優しい目 隈部まち子(上智大学2年)
★隈部まち子さんは、来日中のカラヤンのホテルに突撃し、「上智大オケを指揮してください!」と直訴して実現させてしまった剛の者である(当大オケのチェロ奏者)。そのときのことの回想記事。みかんを一籠買っていったと書いてあるが、それがカラヤンのギャラになったわけだ。カラヤンが親日家だったこともあるだろうが、それにしても驚くべきサービス精神である。本当に大らかな時代だった。
【単】本誌独占インタビュー! ミケランジェリに12の質問
【単】今月のステージ
【単】6歳の少年がオペラを書いた
【単】岩城宏之の棒ふり日記〈21〉 お医者さんもビックリ! 健康診断愛好症
【単】エコー・レコード・プレゼント チャイコフスキーの3大バレエを聞いてみよう!
【二】楽器物語〈20〉 リュート・ギターの歴史3 皆川達夫
【二】ミュージカル・アニメ 気のいいアヒル 千野栄一、絵:阿部隆夫
【二】作曲教室 服部正、東海林修
【二】次号予告、定価改定のお知らせ
【単】わたしの日本音楽史〈6〉 声明・単旋律の大きな世界 林光
【単】小説・ベートーベンの肖像〈10〉 K・M・ペイトン、訳:久保田輝男
【単】カデンツァ〈7〉
【単】イメージへの挑戦――電子音楽を絵に
【単】キャンパス・ルポ 青森明の星高校、弘前学園聖愛高校
【単】みどりの世界〈9〉 みつはしちかこ
【単】echo of echo
作品募集、詩人の広場 選評:新川和江
ミニ・エコー 宮本啓
ディスカッション広場
ペンパル・コーナー
10月号音楽クイズ当選者発表、クロスワード・パズル
【単】今日ご登場の先生方、奥付
【単】step up ギター教室 step8 小胎剛
【単】echo楽譜集
あなたと私のデュエット
【単】愛読者カード

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年2月号付録表 ミュージックエコー1974年2月号付録裏
●echo名曲ライブラリー41
SG541
ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」
A面GA5081:第3楽章
B面GA5082:第4楽章
指揮:ヴィトルド・ロヴィツキ
読売日本交響楽団
録音:1973年2月6日 東京・杉並公会堂
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:郷谷弘

1974年3月第5巻第3号

ミュージックエコー1974年3月号表紙 ミュージックエコー1974年3月号裏表紙
●《特集》=バロック音楽の楽しみ
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、【単】扉写真:沢渡朔、【二】目次
レイアウト:奥野玲子、全108ページ
★ページ数激減。愛読者カードもなくなった。今号にはecho of echoも載っていない。もちろんクイズもない。
【カ】《特集》ANTONIO VIVALDI イタリアの「四季」 ぐるーぷ・ぱあめ
【カ】音楽はだれのためにあるのだろう? アムステルダムのリチオッティ・アンサンブルを訪ねて
【カ】現地報告 フランクフルトに琵琶の音が流れた ぐるーぷ・ぱあめ
【カ】ミュージック・エコー創刊3周年記念 作曲コンクール作品募集
【カ】ショパンの故国ポーランドの旅 文:遠藤郁子、写真:宮本雅弘
【カ】モスクワ・バレエへご招待!
【単】《特集》バロック音楽の流れ 服部幸三
【単】《特集》バロック音楽の楽器(楽器物語) 皆川達夫
【単】《特集》本誌直撃インタビュー あの“四季”のイ・ムジチに聞く
【単】《特集》SFショートショート ビバルディ歩行者天国に現わる 向坂正久
【単】今月のステージ
【単】さようならパパ・カザルス 一世紀を生きた“音楽の神様”の軌跡 平井康三郎
【単】ドデカくユニークなデザイン――シドニー・オペラハウス
【単】次号予告、定価改定のお知らせ
【単】愛と平和を歌う世界歌謡祭――民族、思想、言語を超えて。
【単】キャンパス・ルポ 神戸市私立仁川学院中学校・高等学校
【単】音楽家に見る 先生VS生徒 その運命の出会い 牛山剛
【単】わたしの日本音楽史〈7〉 芸能へ 林光
【単】カデンツァ〈8〉
【単】小説・ベートーベンの肖像〈11〉 K・M・ペイトン、訳:久保田輝男
【単】今日ご登場の先生方、お願い(価格改定)、奥付
【単】echo楽譜集
リコーダー教室 本山定男
あなたと私のデュエット(リコーダー・ギター編曲:小胎剛)

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年3月号付録表 ミュージックエコー1974年3月号付録裏
●echo名曲ライブラリー42
SG542
ビバルディ 合奏協奏曲集「四季」作品8より 秋・冬
A面GA5083:秋
B面GA5084:冬
バイオリン:田中千香士
N響弦楽合奏団
録音:1971年9月18日 東京・杉並公会堂
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:松田俊雄
★SG518の続き。

1974年4月第5巻第4号

ミュージックエコー1974年4月号表紙 ミュージックエコー1974年4月号裏表紙
●《特集》=ハイドン
【カ】表紙イラスト、【単】扉写真:沢渡朔、【二】目次、全108ページ
★表紙イラスト、レイアウト担当者の記載がないが、前者は見たところ灘本唯人さん、後者はこれまでと同じなら奥野玲子さんであろう。
【カ】《特集》宮廷音楽の“パパ”ハイドン ぐるーぷ・ぱあめ
【カ】イラスト・ファンタジー 春の祭典 早川タケジ
【カ】白鳥の湖によせて 立原えりか
【カ】ニューヨーク・レポート あこがれの音楽学校――ザ・ジュリアード ぐるーぷ・ぱあめ
【単】《特集》フランツ・ヨゼフ・ハイドンのユーモア日記 絵:沢田重隆
【単】《特集》ハイドンの時代 日本は?世界は? 絵:ふじい旭
【単】《特集》ハイドンの「軍隊」から現代の軍楽隊まで 馬小屋に間借りしたブラ・バン 秋山紀夫
【単】わたしの日本音楽史〈8〉 化ける、そして、真似る 林光
【単】今月のステージ
【単】岩城宏之の棒ふり日記〈22〉 世界中どこもかしこもレジャー戦争
【単】図解オーディオ大事典 金子英男
【単】カデンツァ〈9〉
【単】楽器物語〈21〉 リュート・ギターの歴史4 皆川達夫
【単】作曲教室 服部正、東海林修、深町純
【単】ポール・サイモンの歌はA・Bの歌、きいていてさびしげではないか? 黒田恭一
★南こうせつさん、麻田浩さん、杉田二郎さんも寄稿しており、各ページの囲み記事となっている。
【単】次号予告
★「ミュージックエコーは5月号からジャンボになります」というお知らせ。判型が大きくなる、ということ。
【単】ばばこういち・いんたびゅう〈8〉 素顔'74 落合恵子の巻
【単】小説・ベートーベンの肖像〈12〉 K・M・ペイトン、訳:久保田輝男
【単】みどりの世界〈10〉 みつはしちかこ
【単】echo of echo
詩人の広場 選評:新川和江、11月号音楽クイズ当選者発表、作品募集
ペンパル・コーナー、ミニ・エコー 宮本啓
クロスワード・パズル
【単】今日ご登場の先生方、お願い(価格改定)、奥付
【単】エコー・プレゼント・コーナー
【単】step up ギター教室 step9 小胎剛
★ギター教室は、先月号にはなかったので、今号がたぶん9回目。「step10」と誤っているので訂正した。
【単】echo楽譜集
ギターとリコーダーのためのアンサンブル第2集

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年4月号付録表 ミュージックエコー1974年4月号付録裏
●echo名曲ライブラリー43
SG543
ハイドン 交響曲第100番ト長調「軍隊」
A面GA5085:第1楽章、第2楽章
B面GA5086:第3楽章、第4楽章
指揮:岩城宏之
新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:1971年9月18日 武蔵野音楽大学ベートーベン・ホール
プロデューサー:皆川弘至
ディレクター:尾高忠明
ミキサー:松田俊雄
★SQ方式4チャンネル・レコード。録音年月日がSG518、542(ビバルディ「四季」)と同一日だが、これで正しいのだろうか?

1974年5月第5巻第5号

ミュージックエコー1974年5月号表紙 ミュージックエコー1974年5月号裏表紙
★この号から判型が変わってB5判となった。値段も上がって、定価500円、団体購入価450円。
●《特集》=私のなかのモーツァルト 編集:荻昌弘
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全112ページ
【二】今月のレコード ひろ子のミニ・インタビュー サン=サーンス/動物の謝肉祭 山岡重信、中村紘子
【二】目次
【単】《特集》おしゃべり対談 悲しみのモーツァルトから喜びのモーツァルトへ 黒田恭一、荻昌弘
【カ】《特集》モーツァルトの素顔 その時モーツァルトは… 向坂正久
【単】《特集》告白的モーツァルト讃 三木卓、ペギー葉山、田中澄江
【カ】《特集》モーツァルトの歩いた道 そこに陽気な笑い声を聞いた 深沢亮子
【単】(コンサート情報) アーティスト・オン・ステージ クラシック
【カ】これがジーンズ・ミュージックだ かまやつひろし
【単】(コンサート情報) アーティスト・オン・ステージ ポピュラー
【カ】マイ・オーディオ・ルーム 森昌子さんの巻 長岡鉄男
★「マイ・オーディオ・ルーム」は、以前貝山知弘さんがやっていた「ずばり・オーディオ診断」の簡易版といった内容だが、クランケが一般人の中高生から芸能人になり、カラー・ページになった。
【カ単】地球音楽放浪(誌上予告) 地球のうえをさすらって大地からきこえてくる音楽に耳を澄まそう 語り手:小泉文夫 聞き手:磯貝浩、松島駿二郎
★予告編なのに、カラーとモノクロ交互の、9ページにもわたるインタヴュー記事となっている。
【単】(エコー・)ステージ 1・2月のコンサートから
★今号では「ステージ」としか書いてないが、次号から「エコー・ステージ」と表記される。
【カ単】名著紹介 ふるさとの思い出――ピアティゴルスキーの少年時代 「チェロとわたし」グレゴール・ピアティゴルスキー、訳:村上紀子、白水社より
【カ単】まゆみのシネ・ジョッキー ペーパー・チェイス、ペーパー・ムーン 吉田真由美
★映画ガイド。
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈1〉 服部公一
【単】人間のうたシリーズ ある日突然歌手をやめたくなったの 山室恵美子
★最後にトワ・エ・モワのもう一人、芥川澄夫さんのコメントも載っている。
【単】泰彦のイラスト・ルポ 都会のまん中のカントリー 小林泰彦
【単】岩城宏之の棒ふり日記〈23〉 全国の板前さん、ゴメンナサイ!
【単】エコー名曲ライブラリー・レコード一覧
【単】わたしの日本音楽史〈9〉 長永元年田楽さわぎ 林光
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】これだけは聴いておきたい名曲・名盤 (シューベルト/歌曲集「冬の旅」) 大木正興
★大木正興さんの記事は、「echoリスニングルーム 聞いておきたい名曲名盤」を受け継いだもの。1973年12月号以来だが、タイトルが微妙に変わっている。今号では、取り上げた曲の曲名がタイトル欄から落ちてしまっている(目次には載っている)。
【単】選ぶのはキミだ 8万円から20万円までのコンポ 金子英男
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一、作品募集
詩人の広場 選評:新川和江
服部正の作曲教室 バランスのいい曲を作ろう!
あのねのね かわむらひさし
エコー・プラザ ペンパル募集、メンバー募集
クイズ王国、12月号クイズ当選者、1月号クイズ当選者
★「音楽共和国」は、以前の「echo of echo」をリニューアルしたもの。要するに読者のページである。「ディスカッション・アイ」は、手紙だけでなく電話でも意見を寄せてもらうというコーナー。電話はいつでもいいというわけではなく、かけてもよい日時が指定されている。「あのねのね」は、音楽界の小さな話題を集めたものらしい。「エコー・プラザ」は、昭和的「文通しましょう」「譲ります譲ってください」のコーナーのようだ。クイズは、今号から間違い探しになったが、「何か所間違っているか」を答えるという難問。
★また、このコーナーの直後に、久々にヤマハの「ポプコン」募集広告がある。第5回からは年2回の開催になったので、前回71年の募集広告は「第3回(作曲コンクール)」、今回は「第8回(ポピュラーソングコンテスト)」となっている。
【単】meet the friends トモさんと音楽しよう――都立竹台高校コーラス部の巻 友竹正則
【単】特別企画 大作曲家にみる生と死のドラマ――四つの自殺 ベートーベン、ベルリオーズ、シューマン、チャイコフスキー 川又一英
【単】これはおどろいた 武川寛海
★「これはおどろいた」は、「四つの自殺」のページ内の囲み記事で、今号では四箇所ある。同じ四人の作曲家の驚きのエピソードを紹介している。
【単】楽器物語〈22〉 ハープの歴史1 皆川達夫
【単】執筆者紹介、こちら編集部、奥付
【単】エコー楽譜集
最新スクリーン・ヒットメロディー
ギター・ワンポイントレッスン〈1〉 小胎剛
★今号から11月号まで、巻末の楽譜集は小さなページとなった。

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年5月号付録表 ミュージックエコー1974年5月号付録裏
●echo名曲ライブラリー44
SG544
サン=サーンス/動物の謝肉祭
A面GA5087:第1曲~第8曲
B面GA5088:第9曲~第14曲
ナレーション:樫山文枝
ピアノ:高橋アキ、木村かをり
指揮:山岡重信
読売日本交響楽団
録音:1971年11月14日 武蔵野音楽大学ベートーベン・ホール
台本:呉正恭
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:松田俊雄
音響効果:小堀叡智

1974年6月第5巻第6号

ミュージックエコー1974年6月号表紙 ミュージックエコー1974年6月号裏表紙
●《特集》=ギターは恋人 編集:中村淳真
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全112ページ
【二】今月のレコード ひろ子のミニ・インタビュー チャイコフスキー/バイオリン協奏曲 横溝亮一、中村紘子
【二】目次
【カ単】地球音楽放浪〈1〉 ポルトガルにファードゥありて 文:磯貝浩、写真:小竹四朗(ぐるーぷ・ぱあめ)
【カ】幻想楽器展 田中未知
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ クラシック
【カ】マイ・オーディオ・ルーム 高木東六さんの巻 長岡鉄男
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ ポピュラー
【カ】まゆみのシネ・ジョッキー 三銃士 吉田真由美
【単】エコー・ステージ 2・3月のコンサートから
【カ単】《特集》心のふるさとを持とう 中南米ギター無宿
【単】《特集》座談会 ギタリストへの道――ナルシソ・イエペスを囲んで ナルシソ・イエペス、都立高校4校の3年生4名
【単】《特集》ギター・ミニ辞典 中村淳真
【単】《特集》絵で見る現代ギターへの道 原案:中村淳真、絵:峰岸達
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈2〉 服部公一
【単】イラスト・ルポ――街角にヤングの音楽を見た〈1〉 ジャズの勉強部屋 小林泰彦
★「イラスト・ルポ」は、次号から「イラスト・レポート」となっている。
【単】音楽が生きている――あるエンターテイナーの横顔(望月真也)
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】これだけは聴いておきたい名曲・名盤 レスピーギ/交響詩「ローマの松」 大木正興
【単】用途に合わせて選ぼう 保存版カセットのすべて… 金子英男
【単】名著紹介 「真実なる女性クララ・シューマン」原田光子、ダヴィッド社より
【単】岩城宏之の棒ふり日記〈24〉 やはりわがニッポンよい国?だ
【単】わたしの日本音楽史〈10〉 シェークスピア+二百年 林光
【単】meet the friends トモさんと音楽しよう――神戸山手女子高校音楽科の巻 友竹正則
【単】これはおどろいた 武川寛海
★「これはおどろいた」は、今号は一箇所に載る。
【単】エコー名曲ライブラリー・レコード一覧
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一、作品募集
詩人の広場 選評:新川和江
服部正の作曲教室 バランスのいい曲を作ろう!
あのねのね かわむらひさし
エコー・プラザ ペンパル募集
クイズ王国、2月号クイズ当選者、今月のレコードについての注意
【単】執筆者紹介、こちら編集部、奥付
【単】エコー楽譜集
小坂明子の世界、新曲アルバム
声楽ワンポイント・レッスン〈1〉 栗林義信
ギター・ワンポイントレッスン〈2〉 小胎剛

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年6月号付録表 ミュージックエコー1974年6月号付録裏
●echo名曲ライブラリー45
SG545
チャイコフスキー/バイオリン協奏曲ニ長調作品35
A面GA5089:第1楽章
B面GA5090:第2、3楽章
バイオリン:前橋汀子
指揮:朝比奈隆
大阪フィルハーモニー交響楽団
録音:1972年1月6日~17日 大阪・箕面市民会館
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:松田俊雄
ジャケット写真:増山紀夫
★全曲収録の超長時間盤。A面は18分10秒も収録されている。本誌の「今月のレコードについての注意」に再生時の注意書きがある。要するに「音が小さいのでボリュームを上げて聴いてね」ということ。それにしても、このレコードは次号(チャイコフスキー特集)の付録にした方がよかったのでは?

1974年7月第5巻第7号

ミュージックエコー1974年7月号表紙 ミュージックエコー1974年7月号裏表紙
●《特集》=チャイコフスキー チャイコ好き?嫌い? 編集:諸井誠
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全112ページ
【二】今月のレコード ひろ子のミニ・インタビュー シューベルト/未完成交響曲 朝比奈隆、中村紘子
【二】目次
【カ単】地球音楽放浪〈2〉 フラメンコはジプシーだけのもの? 文:磯貝浩、写真:小竹四朗(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ クラシック
【カ】まゆみのシネ・ジョッキー メイム 吉田真由美
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ ポピュラー
【カ】マイ・オーディオ・ルーム 佐良直美さんの巻 長岡鉄男
【単】《特集》チャイコフスキーはなぜ私のなかに生きるのか 荻昌弘
【単】《特集》座談会 チャイコフスキー欠席裁判 チャイコフスキーは諸悪の根源か? 検事:和田則彦、高橋悠治、弁護:森正、佐々木忠次、司会:諸井誠
★ページの下1/4を使った帯状スペースの記事。四箇所に分割されて載っている。
【カ】《特集》(三大バレエ、映画「チャイコフスキー」「恋人たちの曲」)
【単】《特集》ロシアの自然と芸術家たち――モスクワで想うチャイコフスキーのメランコリー 園部三郎
【カ】《特集》(チャイコフスキー記念館)
【単】エコー・ステージ 3・4月のコンサートから
【単】ぼくの熱い心をお受けください 川又一英
★ハリー・ベラフォンテが肢体不自由児養護施設のために東京で開いたチャリティ・ショーの記事。宮城まり子さんも登場。
【単】カーペンターズの魅力って何だろう? 宮本啓
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈3〉 服部公一
【単】この夏休みに――18日間ヨーロッパ・音楽の旅へ
★ヨーロッパ音楽旅行の募集。費用359,000円。この金額をポンと出してくれる中高生の保護者はどれくらいいたのだろう?
【単】イラスト・レポート――街角にヤングの音楽を見た〈2〉 マニアのたまり場ショー・ルーム 小林泰彦
【単】岩城宏之の棒ふり日記〈25〉 あっぱれ、華麗なる転身!
【単】未完成交響曲――わが恋の終らざるごとく、この曲もまた終らざるべし 宇野功芳
★目次には「特別読物」と書いてあるので、特に付録レコード解説として書かれたものではなさそう。大判になってからの付録レコードの記事は、目次よりも前の「今月のレコード」にある。
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】これだけは聴いておきたい名曲・名盤 ムソルグスキー/歌劇「ボリス・ゴドノフ」 大木正興
【単】《特集》なぜチャイコフスキー交響曲は「しごろく」か? 多田範祐
【単】《特集》チャイコフスキーをめぐる3人の女性 恋愛・友情・結婚 武川寛海
★これは三箇所にわたる囲み記事で、「これはおどろいた」のチャイコフスキー限定版といったところ。
【単】楽器物語〈23〉 4000年前の〈音楽会〉1 皆川達夫
★「先月号ではハープの起源についてお話し……」とあるが、正しくは「先々月号」。先月号はこのコーナーは休みであった。今号はハープの続きは一時保留。カリフォルニア大学の先生が3400年前の楽譜を「解読」したことを論難する内容で、内容的には「楽器物語」というより「楽譜物語」となっている。皆川さんは、その解読方法のいいかげんさがよほど腹に据えかねたのか、次号でもこの続きをお書きになっている。
【単】わたしの日本音楽史〈11〉 狂言=オペラ・ブッファ説 林光
【単】エコー名曲ライブラリー・レコード一覧
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一
あのねのね かわむらひさし
詩人の広場 選評:新川和江
エコー・プラザ ペンパル募集、譲ってください
クイズ王国、作品募集
【単】執筆者紹介、こちら編集部、奥付
【単】エコー楽譜集
愛の名曲アルバム、新曲
声楽ワンポイント・レッスン〈2〉 栗林義信
ギター・ワンポイントレッスン〈3〉 小胎剛

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年7月号付録表 ミュージックエコー1974年7月号付録裏
●echo名曲ライブラリー46
SG546
シューベルト/交響曲第8番ロ短調「未完成」3楽章付
A面GA5091:第3、1楽章
B面GA5092:第2楽章
指揮:朝比奈隆
大阪フィルハーモニー交響楽団
録音:1972年1月16日~17日 大阪・箕面市民会館
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:松田俊雄

1974年8月第5巻第8号

ミュージックエコー1974年8月号表紙 ミュージックエコー1974年8月号裏表紙
●《特集》=みんなで楽しく歌をつくっていったらいいな
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全120ページ
【二】今月のレコード ひろ子のミニ・インタビュー 作曲コンクール入賞曲 私たちの歌「窓」 東海林修、中村紘子
【二】目次
【カ単】地球音楽放浪〈3〉 砂漠にラバーバの音が…… 前川慎一郎(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ クラシック
【カ単】《特集》神戸にふたつの歌が生まれて……
★作曲コンクール特賞の岩橋美子さんと、すでに「あなた」で大ヒットを飛ばした小坂明子さんの対談と、小坂さんのカラー・グラビア記事。二人とも高3なので敬語なしでの会話となっている。
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ ポピュラー
【カ】まゆみのシネ・ジョッキー ペイネ愛の世界旅行 吉田真由美
【単】エコー・ステージ 4月のコンサートから
【カ単】ステキなバレエ一家 蘆原英了
★魔夜峰央さん一家ではもちろんなくてw、ローラン・プチとジジ・ジャンメール夫妻、その娘ヴァランチーヌの家族の記事。
【カ】マイ・オーディオ・ルーム 立川清登さんの巻 貝山知弘
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈4〉 服部公一
【単】イラスト・レポート――街角にヤングの音楽を見た〈3〉 武蔵野の音楽火薬庫 小林泰彦
【単】大作曲家のエピソード集 これは驚いた。 武川寛海
★「これはおどろいた」が「これは驚いた。」と表記を微妙に変更。「大作曲家のエピソード集」という内容紹介文が初めて付いた。今号は2ページにまとめて掲載。
【単】meet the friends トモさんと音楽しよう――千葉県立長狭高校ギター・マンドリンクラブの巻 友竹正則
【単】岩城宏之の棒ふり日記〈26〉 ああ、いつまで続くこんな生活!
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】これだけは聴いておきたい名曲・名盤 バッハ/ブランデンブルク協奏曲 大木正興
【単】ステレオは2ステップでそろえよう 金子英男
【単】わたしの日本音楽史〈12〉 はやりうた――間奏曲ふうに 林光
【単】エコー名曲ライブラリー・レコード一覧
【単】名著紹介 「人間ベートーヴェン」武川寛海、講談社 向坂正久
【単】楽器物語〈24〉 4000年前の〈音楽会〉2 皆川達夫
【単】《特集》座談会 アマVSプロ もう出ないねり歯磨きをしぼり出す苦しみ――小室等、井上陽水 なんとなくヒョイヒョイできちゃうの――谷山浩子、諸井のぞみ
★題の書き方が誤解を招きそうだが、小室等+井上陽水+谷山浩子+諸井のぞみ4名全員による座談会である。このうち、最後の諸井のぞみさんは、その後シンガーソングライターではなく鍵盤奏者の道に進み、「諸井野ぞ美」の名前で演奏・作曲・教育・楽譜編集・審査員などで活躍なさることになる。陽水さんはこれが本誌唯一の登場。後年の不思議おじさん的雰囲気はまだなく、売れっ子歌手の気のいいお兄さんといった感じ(女子高生が相手だから?w)。谷山さんは73年2月号以来の登場で、小室さんは対談や作曲教室などでたびたび本誌に登場している。……この座談会は1974年春に行われたと推測される。陽水さんは名盤「氷の世界」発売から半年ほど経った頃、谷山さんは第7回ポプコンに名曲「お早うございますの帽子屋さん」でエントリーしていた頃である。
【単】《特集》ミュージック・エコー創刊3周年記念 作曲コンクール入賞者発表
★このコンクールは応募総数1287曲と、かなり盛り上がった模様。特賞の岩橋美子さんは上記のようにカラー・ページの方で特集されている。A賞は田代恵子さん。上記座談会に参加している谷山さんと諸井さんはB賞。発表の後に審査員評とB賞までの受賞者の言葉が掲載されている。
【単】《特集》服部正作曲教室/特別講座 入賞曲をテッテイ解剖してみよう
【単】《特集》シンガー=ソング・ライターの作ったページ チェリッシュ、海援隊、チューリップ、チューインガム、高木麻早、長谷川きよし
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一
作品募集、4月号クイズ当選者
詩人の広場 選評:新川和江
クイズ王国、ペンパル募集
【単】執筆者紹介、編集後記、奥付
【単】エコー楽譜集
私たちのつくった歌“窓”、ポピュラー・ベスト4
★楽譜集に掲載されているのも付録レコードに収録されているのも、B賞までの4曲のみ。

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年8月号付録表 ミュージックエコー1974年8月号付録裏
●echo名曲ライブラリー47
SG547
創刊3周年記念作曲コンクール入賞曲 私たちのつくった歌
A面GA5093:心の扉(岩橋美子作詞・作曲)、窓め(田代悦章作詞・田代恵子作曲)
B面GA5094:夏のまどべで(黒崎直子作詞・谷山浩子作曲)、あなたとまどと(諸井のぞみ作詞・作曲)
歌:湖東美歌、牧憲幸、谷山浩子、伊藤三礼子
編曲・指揮:東海林修
新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:1974年4月1日 東京スタジオセンター第1St.
ディレクター:川喜多春男
ミキサー:郷谷弘
ジャケット写真:佐藤美和子

1974年9月第5巻第9号

ミュージックエコー1974年9月号表紙 ミュージックエコー1974年9月号裏表紙
●《特集》=ショパン ピアノに生き、愛に生きた詩人 編集:向坂正久
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全112ページ
【二】今月のレコード エコー・ミニ・インタビュー ショパン/「別れの曲」ほか5曲 遠藤郁子、岩城宏之
【二】目次
★扉代わりの「今月のレコード」のページが、「ひろ子のミニ・インタビュー」から「エコー・ミニ・インタビュー」と変わったが、中村紘子さんが外れたためだろう。このページは12月号まで続くが、中村さんが登場しないのは今回含めて2回ある。
【カ】《特集》ショパン――ピアノに生き、愛に生きた詩人
【カ】マイ・オーディオ・ルーム 指揮者・福村芳一氏の巻 貝山知弘
【カ単】地球音楽放浪〈4〉 森の神秘に共鳴するフィドラーの楽の音 文:小竹四朗、写真:糸数昌寧(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ クラシック
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ ポピュラー
【単】エコー・ステージ 5月のコンサートから
【単】イラスト・レポート――街角にヤングの音楽を見た〈4〉 民俗音楽茶房 小林泰彦
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈5〉 服部公一
【単】《特集》対談 ショパンを語る 遠山一行、中田喜直
【単】《特集》ショパン十代の手紙 向坂正久
【単】《特集》愛憎交遊録 牛山剛、絵:久里洋二
【単】《特集》ショパン、そしてその演奏家たち 藁科雅美
【単】《特集》逆説的ショパン論 ピアノ的でありすぎた天才 藤田由之
【単】カメラ・ルポ 透明な音の世界を求めて――ジャズ・ギターに魅せられたある青年
【単】名著紹介 「マーラー 愛と苦悩の回想」アルマ・マーラー、訳:石井宏、音楽之友社 馬場健
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】アマチュア録音のコツ 山田定邦
【単】まゆみのシネ・ジョッキー 未来惑星ザルドス 吉田真由美
【単】楽器物語〈25〉 ハープの歴史2 皆川達夫
★5月号の「1」以来長らく間が開いた「ハープの歴史」の続き。「楽器物語」は今回で終了。
【単】岩城宏之の棒ふり日記〈27〉 黒人街で魂の叫びを聞いた
【単】シンセサイザーで未来の音に挑戦しよう(レコード・プレゼント付) 宮本光雄、深町純
【単】わたしの日本音楽史〈13〉 オレは秀吉だゾ 林光
【単】meet the friends トモさんと音楽しよう――福島県立保原高校ブラスバンドの巻 友竹正則
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一、作品募集
詩人の広場 選評:新川和江
クイズ王国、4月号クイズ当選者、ペンパル募集、あのねのね かわむらひさし
服部正の作曲教室 メロディのヤマ(クライマックス)を効果的に作ろう
【単】執筆者紹介、編集後記、奥付
【単】エコー楽譜集
ポピュラー・ベスト7
声楽ワンポイント・レッスン〈3〉 栗林義信
ギター・ワンポイントレッスン〈4〉 小胎剛

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年9月号付録表 ミュージックエコー1974年9月号付録裏
●echo名曲ライブラリー48
SG548
別れの曲 ショパン/ピアノ名曲集
A面GA5095:マズルカ変ロ長調作品7-1、ノクターン変ホ長調作品9-2、小犬のワルツ
B面GA5096:雨だれ、幻想即興曲、別れの曲
ピアノ:遠藤郁子
録音:1972年9月1日 東京・青山タワー・ホール
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:郷谷弘
使用楽器:ベーゼンドルファー

1974年10月第5巻第10号

ミュージックエコー1974年10月号表紙 ミュージックエコー1974年10月号裏表紙
●《特集》=バッハ 現代に生きつづけるバッハ 編集:岩城宏之
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全112ページ
【二】今月のレコード エコー・ミニ・インタビュー 「愛の世界民謡」アンニー・ローリーほか7曲 立川清登、中村紘子
【二】目次
【カ】フォト・ポエム 愛の民謡(うた)世界に流れる 薩摩忠
【カ】マイ・オーディオ・ルーム 声楽家・栗林義信氏の巻 貝山知弘
【カ単】地球音楽放浪〈5〉 ボクはインドで大道楽士だった 前川慎一郎(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ クラシック、ポピュラー
【単】エコー・ステージ (6・7月のコンサートから)
【単】海外の話題 アフリカにちびっこオーケストラ誕生 提供;オリオンプレス
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈6〉 服部公一
【単】《特集》対談 バッハの実像に迫る 山本直純、岩城宏之
【単】《特集》バッハ雑学ノート
【単】《特集》ふりーとおきんぐ 十三人の子どもの死に立ち会ったバッハ 庄司薫
【単】《特集》バッハにささげる11章 ベートーベン、ゲーテ、シューマン、ブラームス、ニーチェ、ドビュッシー、ロマン・ロラン、アンドレ・ジッド、エドウィン・フィッシャー、ヒンデミット、カザルス
【単】《特集》バッハ64の顔 秋元道雄、東理子、井上道子、賀川純基、金石幸夫、小出信也、高橋修一、田中千香士、平井丈一朗、宮本昭嘉、三善晃
【単】九月の雨 ふるさとの雨…
★NHK朝ドラ「鳩子の海」のヒロイン鳩子役(大人時代、少女時代は斎藤こず恵)の藤田美保子さんの取材記事。鳩子が作曲家志望ということから、本誌でも取り上げたらしい。
【単】まゆみのシネ・ジョッキー アメリカの夜 吉田真由美
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】名著紹介 「ベートーヴェンの生涯」ロマン・ロラン、訳:片山敏彦、岩波文庫またはみすず書房 西村弘治
【単】岩城宏之の棒ふり日記〈28〉 無言歌
★「岩城宏之の棒ふり日記」は今号が最終回。だというのに、なぜか目次から落ちている。
【単】わたしの日本音楽史〈14〉 束の間の洋楽 林光
【単】初歩のオーディオ・クイズ さぁキミはいくつ出来る? 長岡鉄男
【単】プレゼント・コーナー ヤングのためのクラシック入門
★今号もヤマハの「ポプコン」作品募集がここに入っているが、今回は第9回。
【単】meet the friends トモさんと音楽しよう――群馬県前橋市立女子高校コーラス部の巻 友竹正則
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一
あのねのね かわむらひさし、6月号クイズ当選者
詩人の広場 選評:新川和江
クイズ王国、ペンパル募集
服部正の作曲教室 メロディで言葉の味を出そう、作品募集
【単】執筆者紹介、編集後記、奥付
【単】エコー楽譜集
愛の民謡(うた)世界に流れる
声楽ワンポイント・レッスン〈4〉 栗林義信
ギター・ワンポイントレッスン〈5〉 小胎剛

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年10月号付録表 ミュージックエコー1974年10月号付録裏
●echo名曲ライブラリー49
SG549
愛の世界民謡
A面GA5097:峠のわが家、娘さん、バイカル湖のほとり、帰れソレントへ
B面GA5098:五木の子守歌、マルセリーノの歌、アンニー・ローリー、別れ
ナレーター:立川清登
ソプラノ:平田恭子、アルト:長野羊奈子、テノール:黄耀明、バス:高橋修一
編曲・指揮:小野寺孝輔
東京混声合唱団、西六郷少年合唱団
新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:1973年1月21日 武蔵野音楽大学ベートーベンホール
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:郷谷弘
台本:宮本啓
★SG532「世界民謡の旅」と同一日・同一演奏者の録音だが、曲目はすべて異なる。

1974年11月第5巻第11号

ミュージックエコー1974年11月号表紙 ミュージックエコー1974年11月号裏表紙
●《特集》=オペラ 編集:黒田恭一
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全112ページ
【二】今月のレコード エコー・ミニ・インタビュー ビゼー/組曲「アルルの女」より 若杉弘、中村紘子
【二】目次
【カ】スカラ座 見てある記 跡霧子(高校生読者)
【カ】マイ・オーディオ・ルーム 歌手・菅原洋一さんの巻 貝山知弘
【カ単】地球音楽放浪〈6〉 アメリカにフォークをもとめて 磯貝浩(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】《特集》アンケート大作戦 キミにとってオペラとは?
【単】《特集》オペラ着せかえ人形/オペラ・ミニ辞典/オペラ年表/世界のオペラ切手/世界の名歌手たち/オペラ名場面カルタ
★「アンケート大作戦」は、読者および歌手の天地真理さん、桜田淳子さん、森昌子さんからアンケートを取り、その集計結果とコメントから成る。そこに上記の「オペラ着せかえ人形」~「オペラ名場面カルタ」を囲み記事で散りばめてある。
【単】《特集》プッチーニ物語 エピソードに見る若き日のオペラ作曲家 坂清也
【単】《特集》聞いておきたいオペラのレコード
【単】《特集》オペラのレコードはこうしてできる カラヤン〈オテロ〉を録音
【単】《特集》オペラ実験室 オペラって意外とおもしろいのね 黒田恭一、金井雅彦(桐朋高校3年)、内田安里(国分寺高校3年)
★オペラのレコードの鑑賞方法を黒田恭一さんが二人の読者に指南する、という内容。今なら舞台映像&字幕付きのディスクがたくさん出ているのでオペラの鑑賞は楽になったけれども、この当時は収録時間片面30分弱のLPレコードしかなかったのだから、オペラを家庭で鑑賞するのはかなり根気が必要だったはず。
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈7〉 服部公一
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ クラシック
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ ポピュラー
【単】エコー・ステージ 7・8月のコンサートから
【単】中世古楽器の演奏家 メネストリエールの兄貴たち
【単】プレゼント・コーナー ポピュラー・ファンへの贈り物!
【単】まゆみのシネ・ジョッキー アメリカン・グラフィティ 吉田真由美
【単】大作曲家のエピソード集 これは驚いた(ハイドン/ベートーベン/ベルリオーズ) 武川寛海
★「これは驚いた」は、またしてもタイトルが微妙に変化して、最後の句点「。」がなくなった。
【単】名著紹介 「わたしたちの音楽史」フリードリヒ・ヘルツフェルト、訳:渡辺護、白水社 石井歓
【単】meet the friends トモさんと音楽しよう――大分県立芸術短期大学付属緑丘高校音楽科の巻 友竹正則
【単】わたしの日本音楽史〈15〉 花の三味線芸能1 林光
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】オーディオ・トラブル相談室 キミの悩みをバッチリ解消 長岡鉄男
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一
あのねのね かわむらひさし、作品募集
詩人の広場 選評:新川和江
クイズ王国、7月号クイズ当選者、ペンパル募集、バザール広場(譲ります、譲ってください)
服部正の作曲教室 ハーモニーをしっかりつかむには
【単】執筆者紹介、(編集後記、)奥付
【単】エコー楽譜集
西城秀樹のすべて
声楽ワンポイント・レッスン〈5〉 栗林義信
ギター・ワンポイントレッスン〈6〉 小胎剛

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年11月号付録表 ミュージックエコー1974年11月号付録裏
●echo名曲ライブラリー50
SG550
ビゼー 組曲「アルルの女」より
A面GA5099:第1組曲より「前奏曲」「メヌエット」「カリオン」
B面GA5100:第2組曲より「パストラール」「メヌエット」「ファランドール」
指揮:山田一雄、若杉弘(第2組曲の「パストラール」「メヌエット」)
読売日本交響楽団
録音:1973年3月12日 世田谷区民会館(若杉)
録音:1973年4月6日 杉並公会堂(山田)
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:郷谷弘

1974年12月第5巻第12号

ミュージックエコー1974年12月号表紙 ミュージックエコー1974年12月号裏表紙
●《特集》=指揮者は神様じゃない 編集:山本直純
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全112ページ
【二】今月のレコード エコー・ミニ・インタビュー 「クリスマスのうた」聖しこの夜ほか5曲 立川清登(聞き手:編集部)
【二】目次
【カ】世界のクリスマス コーヒー色のサンタもいます ぐるーぷ・ぱあめ
【カ】地球音楽放浪〈7〉 陽気な悪魔払い――アルプスのカーニバル 小竹四朗(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】《特集》対談 棒ふり男のホンネを聞けば…… 山本直純、岩城宏之
【単】《特集》夢のオーケストラ
【単】《特集》エッセイ 指揮者への道 山本七雄
【単】《特集》指揮者ウラ話
【単】《特集》カメラ・ルポ アマチュア・コンダクター奮戦記
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ クラシック
【単】コンサート情報 アーティスト・オン・ステージ ポピュラー
【単】エコー・ステージ 8月のコンサートから
【単】まゆみのシネ・ジョッキー かもめのジョナサン 吉田真由美
【単】メッセージ・フロム・ヨーコ “夢をもとう”“愛し合おう” かわむらひさし
★ヨーコとはオノ・ヨーコさんのこと。当時はレノンもまだ存命中であったが、この記事はもっぱら福島のロックフェスティバルに出演したオノ・ヨーコさんを特集したもの。
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈8〉 服部公一
【単】meet the friends トモさんと音楽しよう――浜松市立高校合唱部の巻 友竹正則
【単】わたしの日本音楽史〈16〉 花の三味線芸能2 林光
★「わたしの日本音楽史」は今号が最終回。
【単】名著紹介 「ジャズ・カントリー」ナット・ヘントフ、訳:木島始、晶文社 間宮芳生
【単】プレゼント・コーナー シンセサイザーへの誘い 和田則彦
★和田則彦さんのシンセサイザーについての記事と、シンセをフィーチャーしたレコード「カーペンターズ・イン・ニューサウンド」のプレゼント。
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一
あのねのね かわむらひさし
詩人の広場 選評:新川和江
クイズ王国、8月号クイズ当選者、ペンパル募集、作品募集
服部正の作曲教室 音階こそメロディを作る最高の素材だ!
【単】執筆者紹介、編集後記、奥付
【単】エコー楽譜集
キャンパス・フォーク・ベスト8
声楽ワンポイント・レッスン〈6〉 栗林義信
★今号から、巻末の楽譜集は雑誌の大きさと同じになった。

◆付録レコード
ミュージックエコー1974年12月号付録表 ミュージックエコー1974年12月号付録裏
●echo名曲ライブラリー51
SG551
クリスマスのうた(クリスマス名曲集)
A面GA5101:もろびとこぞりて、あめには栄え、アデステ・フィデレス
B面GA5102:アベ・マリア(グノー)、もみの木、聖しこの夜
指揮:ワルター・ハーゲン=グロル
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
録音:1970年4月26日 東京スタジオセンター第1St.
プロデューサー:皆川弘至
ディレクター:高橋義成
ミキサー:郷谷弘
音響効果:磯川博
★SG503と同じ(SG503によると、オルガンは小沢幸四郎)。一部の曲名表記が変更されている。

1975年1月第6巻第1号

ミュージックエコー1975年1月号表紙 ミュージックエコー1975年1月号裏表紙
●《特集》=日本の楽器・世界の楽器
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、AD:上田博義、榊原敬子、全80ページ
【二】目次
★ついにページ数が100ページを割った。特集の「責任編集者」の記載が消えた。注目すべきは、今号からクイズが載っていないことで、この時点ですでに4月号からの休刊は既定路線だったようだ。今号にクイズを載せてしまうと、その発表は4月号になるため、4月号が出ないのなら発表もできなくなってしまう、だからクイズは載せない、という判断であろう。
【カ】《特集》姿(かたち)色彩(いろどり)音色(ひびき) 美しい日本の楽器
【カ単】地球音楽放浪〈8〉 ユーゴスラビアの小さな祭り 小竹四朗(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】エコー・ステージ 9月のコンサートから
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈9〉 服部公一
【単】《特集》ストラディバリ異聞
【単】《特集》世界の楽器大事典
【単】RCA名曲解説ライブラリー
★これは明らかにビクターの広告だが、2ページにわたる文章なので記事と見まがうほど。もちろん目次にはない。
【単】大作曲家のエピソード集 これは驚いた(モーツァルト/マーラー/ガーシュイン/ベルク) 武川寛海
【単】対談 クラシックとポピュラーの垣根をはずそう 友竹正則、小室等
【単】名著紹介 「モーツァルト頌」編:吉田秀和、高橋英郎、白水社 荻昌弘
【単】今月のレコード 二つの愛と挫折――若き日のウェーバーとベルリオーズ 宇野功芳
★付録レコード解説がこの位置に来た。しかし、今号の内容はレコード収録曲についての解説ではない。
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】音楽共和国
(ディスカッション・アイ) 黒田恭一
あのねのね かわむらひさし(、9月号クイズ当選者)
エコープラザ(ペンパル募集)
詩人の広場 選評:新川和江、作品募集
(服部正の作曲教室) すなおな心で曲を作ろう
エコーバザール、(編集後記、)奥付
★「ディスカッション・アイ」と「クイズ当選者」は題名が落ちている。「あのねのね」は、今号で初めて「かわむらひさしクンの紙上ディスクジョッキー」と内容説明が付いた。「服部正の作曲教室」も題名落ちで、題名欄に「バザール広場、クイズ王国、エコープラザ」という文字の入った意味不明のイラストが入っている。なお、「クイズ王国」は上述のように載っていないが、作品募集はまだ載っている。執筆者紹介欄はなくなった。
【単】エコー楽譜集
キャンパス・フォーク
★楽譜集の最後にくっついていた「声楽ワンポイント・レッスン」も「ギター・ワンポイントレッスン」も、今号からはなくなっている。

◆付録レコード
ミュージックエコー1975年1月号付録表 ミュージックエコー1975年1月号付録裏
●echo名曲ライブラリー52
SG552
ウェーバー「舞踏への勧誘」 ベルリオーズ「ローマの謝肉祭」
A面GA5103:ウェーバー「舞踏への勧誘」作品65(ベルリオーズ編曲)
B面GA5104:ベルリオーズ「ローマの謝肉祭」序曲
指揮:岩城宏之(A面)、ニコラス・ヴィス(B面)
新日本フィルハーモニー交響楽団(A面)、日本フィルハーモニー交響楽団(B面)
録音:1971年9月19日 ベートーベンホール(A面)、1971年12月5日 フジテレビ4St.(B面)
プロデューサー:皆川弘至
ディレクター:尾高忠明、岡山尚幹
ミキサー:松田俊雄、石川真

1975年2月第6巻第2号

ミュージックエコー1975年2月号表紙 ミュージックエコー1975年2月号裏表紙
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全70ページ
【二】目次
★とうとう「特集」もなくなってしまった。ページ数はさらに10ページ減。
【カ単】地球音楽放浪〈9〉 カリブ海の島々で人間の原点の音楽を聞いた 磯貝浩(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】スポット 初めて聞く民族楽器の響き――中国中央楽団民族器楽演奏会
【単】エコー・ステージ 10月のコンサートから 小倉エージ
【単】プレゼント・コーナー オーストラリア・ユース・オーケストラがやってくる
★このオケの演奏会に本誌を持っていけば300円割引になる、というプレゼント。
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈10〉 服部公一
【単】名著紹介 「音楽美論」ハンスリック 武川寛海
★「音楽美論」の翻訳本は、田村寛貞・牛山充訳の音友版、渡辺護訳の岩波文庫版が紹介されている。
【単】マリア・カラス――世紀の歌姫、その華麗なる軌跡
【単】大作曲家のエピソード集 これは驚いた(グリーグ/ロッシーニ/フォスターほか) 武川寛海
【単】今月のレコード わたしの好きなギターの作曲家たち 小胎剛
★今号の内容は、先号と違ってレコード収録曲の解説。
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】音楽共和国
ディスカッション・アイ 黒田恭一
あのねのね かわむらひさし、10月号クイズ当選者
詩人の広場 選評:新川和江
ペンパル募集
服部正の作曲教室 自分の好きな歌いぐせに溺れるな!
作品募集、テレパル募集、ネコをもらってください、編集後記、奥付
【単】エコー楽譜集
ポピュラー・ヒット・メロディ17

◆付録レコード
ミュージックエコー1975年2月号付録表 ミュージックエコー1975年2月号付録裏
●echo名曲ライブラリー53
SG553
A面GA5105:禁じられた遊び、タルレガ/アルハンブラの思い出、グラナドス/スペイン舞曲第5番
B面GA5106:バッハ/ガボット、ソル/『魔笛』の主題による変奏曲
ギター独奏:荘村清志
録音:1970年9月7日 東京スタジオ・センター
ディレクター:高橋義成
ミキサー:松田俊雄
★SG513のA面とB面を入れ替えたもの。録音日は、SG513では「1970年5月」と記載されている。本盤ではSG513と違って、B-2の作曲者が正しく「ソル」になっている(本誌の小胎剛さんの解説ももちろん正しく記されている)。なお、ジャケット裏で「スペイン舞曲」がB面1曲目と記載されているのは誤り。この荘村さんの録音は、実に三度目の登場である。

1975年3月第6巻第3号

ミュージックエコー1975年3月号表紙 ミュージックエコー1975年3月号裏表紙
【カ】表紙イラスト:灘本唯人、レイアウト:上田博義、榊原敬子、全70ページ
【二】目次
【カ】ひなまつり
【カ】内田光子の旅だより 冬ざれたレマン湖畔の休日、亡き名演奏家に思いをはせれば…… 角川俊
【カ単】地球音楽放浪〈10〉 漁師の歌は漁師の体からにじみでてくるもの 磯貝浩(ぐるーぷ・ぱあめ)
【単】もうひとりのヌレーエフ
★なぜか目次に載っていないが、明らかに広告ではない。ミハイル・バリシュニコフがキーロフ・バレエ団のカナダ・トロント公演中に失踪したことを伝える記事(後にアメリカに亡命)。
【単】エコー・ステージ 11月のコンサートから
【単】ドキュメンタリー小説 小さなしんふぉにぃ〈11〉 服部公一
【単】金メダル歌手マーク・スピッツのデビュー
【単】対談 映画音楽のなかには想い出がある。 荻昌弘、福村芳一
【単】休刊のことば
★創刊号には「創刊のことば」がなかったが、休刊号には「休刊のことば」を載せざるを得なかったのだろう。全文引用しておく。……「昭和45年10月、若い世代のための新しい音楽雑誌、ミュージック・エコーが、希望に満ちて新しい船出をしてから、足かけ5年の歳月が流れました。/長い間ご愛読下さいまして、本当に有難うございました。/創刊以来、今日まで、読者の方々は言うに及ばず、音楽界からは力強いご支援を、先生方からは貴いご意見や言葉に尽しがたいご協力を賜りました。/誠にこの雑誌は、皆様方の力が一つになって作られてきた、そういう感じがいたします。/しかし一昨年来のオイル・ショックに端を発した原価高の荒波は、ミュージック・エコーにとってあまりにもきびしすぎました。小さな船に積み荷が重すぎたのです。一つ、また一つと耐えて参りましたが、昨年春には、定価の50%値上げに踏みきらざるを得なかったことは、皆様のご記憶にも新しいことと存じます。/そしてついに最後の事態に立ち至りました。/レコードという積荷を下すか、ひとまず港に入って停泊するか、二つに一つを選ばざるを得なくなったのです。/雑誌かレコードかの二者択一で、私どもはレコードを選びました。音楽にとって最も本質的なことは読むことよりも、見ることよりもまず聴くことであり、また見る、読む、聞く、の立体編集による雑誌の成果は一応収めたと確信したからです。/何はともあれ黙って耳を澄ますこと、もう一度、私どもはここから再出発したいと希っています。/ミュージック・エコーは、本3月号をもって休刊とし、代ってコンパクト版レコード全集全24巻(第Ⅰ期12巻・第Ⅱ期12巻)を刊行いたします。/変らぬご購読をお願いし、休刊のご挨拶にかえさせていただきます。/一九七五年三月一日/学習研究社ミュージック・エコー編集部」……この下に、そのレコード全集「PICCOLO」創刊のお知らせが載っている。
【単】コーラスは心をつなぐハーモニー 日曜スクール・コンサート同行記
【単】ニューディスクガイド 宇野功芳、宮本啓
【単】レコード・エピソードあれこれ
【単】音楽共和国
サヨウナラ「幻の共和国」 黒田恭一
詩人の広場 選評:新川和江
あのねのね かわむらひさし
エコープラザ(ペンパル募集、譲ります他)
11、12月号クイズ当選者
服部正の作曲教室 歌詞をしっかりとらえよう
今月のレコード、編集後記、奥付
【単】エコー楽譜集
ムード・イン・ポッップス・ベスト14

◆付録レコード
ミュージックエコー1975年3月号付録表 ミュージックエコー1975年3月号付録裏
●echo名曲ライブラリー54
SG554
ベートーベン ふたつのロマンス
A面GA5107:ベートーベン「ロマンス」ヘ長調
B面GA5108:ベートーベン「ロマンス」ト長調
バイオリン:徳永二男
指揮:山田一雄
東京交響楽団
録音:1971年4月13日 川口市民会館
ディレクター:皆川弘至
ミキサー:郷谷弘
★付録レコードは、ベートーヴェンで始まりベートーヴェンで終わったことになる。

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